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めだかの学校の紹介校長先生のあいさつ

ようこそ!  めだかの学校へ!


「めだかの学校」校長
藤井一平

〜 メダカは環境のバロメータ 〜

 平成11年2月、環境庁はメダカを絶滅危惧種に指定しましたが、昭和63年「めだかの学校」開校以来、私たちは21世紀も生命あふれる水であって欲しいという願いから、”春の小川復活作戦”を続けてきました。コンクリートの人工水路にも5年もの歳月をかけ、旭川の川泥を堆積させ、水草の植生を整え、メダカが産卵・冬眠の出来る環境を整えてやりました。するとどうでしょう。メダカをはじめトンボ、アメンボ、ゲンゴロウ、タイコウチといった水生昆虫も、住み家に戻るように寄ってくるではありませんか。メダカの住める『春の小川』の復活です。
 日本の原風景と呼ばれる『春の小川で』小さな生物たちの生活に触れ、自然の大切さ、生命の尊さを家族みんなで考え、話し合うひとときにしていただければと思います。

Q なぜ、メダカはぜつめつしそうなのですか?
A 【メダカのすめる川】

 1.流れのゆるやかなところ。
2.川のあさいところ。
3.川底にドロがあって、藻(も)がはえているところ。
4.水がきれいなところ。

 わたしは1〜4を「春の小川」とよんでいますが、みなさんの近くでこのようなところをさがしてみてください。1・2はすぐ見つかるかもしれません。
もんだいは3です。

 さいきんの田んぼや川をやりなおしたりせいびするときは、コンクリートできちっとした形にしてしまいます。これを、ほじょうせいび(圃場整備)とよびます。そばにある道や田んぼのせわをするにはべんりですが、メダカにとっては藻がはえないので卵をうみつけることもできませんし、ドロがないとかくれるところもないのでとてもすみにくくなります。

 4・・・これはみなさんの生活に一番かかわりがあります。みなさんの家、いっけんづつが流すあぶらや洗剤はすこしの量かもしれませんが、平福地区ぜんたいを考えるとそうとうな量になるとおもいます。さらに岡山市〜岡山県と、みかたをひろげていくと毎日たいへんな量が川に流れ込んでいます。わたしは、まいねん旭川をかんさつしていますが、川ぎしの石にくっついたヘドロで足をすべらすことがここ数年とくに多くなってきました。いっけんの家、みなさんひとりひとりが流す水の行き先をかんがえるようにすることが大切です。

 「アレッ!」とおもって気がついた人もいるとおもいますが、メダカがぜつめつしそうなのはメダカがよわい生き物だからというわけではないのです。人間のべんりさのために自然をこわしたり、生活のよごれを流したりしたので、メダカのすめる川(環境)がどんどんへっていったということですね。

 さいきん、飼育したメダカを川に放流してふやしてやろうというこころみが、各地でおこなわれていますが、わたしたちはこれにはんたいです。なぜかというとそれはわたしたち人間に、家のない、空気のきたないところにすみなさいというのとおなじことなのです。川の環境のことからよく考えるひつようがあります。

 みなさんが、まずできることは4の川をよごさないということだと思います。